検車場レポート
太田 海也 岡山 121期 |
【太田 海也(1着)】
「ヤンググランプリで強いメンバーの中で良い位置で自分の良い脚力を出せて優勝できて嬉しい。ゴール5メートル前までわからず。4コーナーを回って誰も近くにいないくて良かった。枠通り、スタートを取れば、吉田有希君が後ろから押さえる展開にと思って組み立てたけど、そうじゃなくて、作戦以外の動きになった。鐘前で志田龍星さんか北井佑季さんと被ってしまった。被らなければ、もう少し冷静にレースできたのかなと。自分が駆け始めて、犬伏湧也さんが出てきて、そこのラインには乗らずに犬伏さんの前に出るのが自分の仕事と思っていった。(後ろが離れていたことは)ゴールまでわからなかった。1コーナーで犬伏さんと目が合って出切れないかと思ったけど、力と力でぶつけ合わすしかないと。単騎が飛んできたとしても自力(選手)として譲れないと思って走った。優勝できたのは評価しているけど、もっと改善できると思う。ただ勝てて嬉しい。レベルが上がるにつれて優勝が減っているけど、この優勝は自信につながる。競技のほうはスプリントが得意だけど、スプリントでもケイリンでもメダルを獲るのが願い。来年、競輪を走る機会は凄く減る。オリンピック出場を賭けたネーションズカップに向かう。このヤンググランプリも来年のネーションズカップへの良い弾みになった。(今の気持ちを一番に伝えたいのは)師匠も応援に来てくれていたし、中国地区や、岡山の先輩たちの身近な人たちに伝えたい。(今後、どういう選手像になりたいか)G1で活躍してタイトルを獲れる選手になりたい。(今回の獲得賞金の使い道は)今年はありがたいことに一杯、賞金をもらったので、来年の税金にそなえたい(笑)」
【北井 佑季(2着)】
「並びというか初手でどの位置を取るかは何パターンか考えていて、(あの位置は)その中の一つでした。もっと賢い走りはあったと思うんですけど。関東勢の後ろになって中団になったので、(ほかの相手が)どうするかを見ながら切り替えるのか、そのまま付いていくのか。(結果的に後方になってしまったが)立川はカントがあるので2センターで外を踏むと膨れてしまうなっていうのは頭にあったので。外を踏みながらでしたけど内が空いたので。突き抜けたかったですね。(最終3コーナーの)あの時点で4番手ないし5番手にいれば突き抜けられたと思いますし。位置取りとかもっと巧くできていれば。自分には(レース展開を)読む力がまだなくて。怖かったですけど結果的にあまり当たらずに中割りに行けたので。怖かったですけど、バックを踏まずに行けました今年はG1で準決勝までしか行けていないですし、あと一歩乗り越えることを目標にやってきましたけど、あと一歩乗り越えるために足りない部分がまだまだあるので。来年はG1の決勝に乗れるように頑張りたい」
【上野 雅彦(3着)】
「志田さんの巻き返しが早かったのが想定外。ホームの加速がすごくて余裕はあって付いて行けると思ったけど志田さんが外にいてついていけず。志田さんと絡むよりもと思って切り替えて(志田を)追っていったけど、付いていけばまた展開が変わっていたと思うと犬伏さんに申し訳ない。3コーナー回っても踏める感じがあったから2着はいけるなと。志田さんは抜けると思ったいた。ただ自力の選手が多いヤンググランプリは外を踏む選手ばかりなので、内が空いたときに入ってくる人はいると思っていたけど、あそこまで北井さんのスピードが良いとは。あの展開で犬伏さんが頑張ってくれたからには2着には入りたかった。犬伏さんの加速もすごかったけど、それ以上に太田さんのストレートでの伸びがすごい。ルーキーチャンピオンでも犬伏さんの後ろを回ってその時よりも自分の脚が上がっているなと。成長しているなって感じた。」