強気に攻めて初勝利

　2月13日（月）にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」エクストラステージ ラウンド2の1次予選が行われた。2Rにはルーキーの原田翔真が出走し、2周先行から堂々と押し切ってピスト6初戦を勝利で飾った。
　
　レースは残り3周でペーサーが退避しても各選手の動きはなく、2コースの原田が後方の様子をうかがいながら残り2周半でスパートを開始。その後は残り2周で先頭に立つと、じわじわと踏み上げていき隊列は一本棒のまま残り半周を迎える。3番手に位置した張野幸聖が仕掛けるも車は出ず、そのまま原田が後続を完封して逃げ切った。

　今回がピスト6初参戦となる原田だが、タイムトライアルでは好タイムを叩き出し、レースでもしっかり勝ち切って250バンクに順応してみせた。
「凄い楽しい。2コースだったし前々に攻めようと思っていた。残り2周くらいなら持つ自信はあったし、先行して勝てて良かった。出切ってからはもっとペースを上げられたけど、初めてだったので余裕を持って踏んだ。カーボンフレームだし自転車のアドバンテージは大きい。これで父（原田隆）から文句を言われないと思う」

　学生時代にはBMXの経験がありハンドル捌きが良く、競走のセンスも抜群。高いポテンシャルを秘めているだけに、初参戦でも侮れない存在だ。

• 選手詳細データ

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  原田翔真 選手和歌山・121期