堀江省吾が強豪を撃破し2連続完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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S級戦士を撃破(左・佐藤幸治、中・堀江省吾、右・竹村勇祐)
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堀江省吾
次回は最多タイの5Vを目指す
圧巻の機動力で250バンクを席巻

 『PIST6 Championship 2022-23』EXTRA STAGE ラウンド4は、2月26日(日)に最終日が行われた。決勝戦にはタイトルホルダーの2名に加えて、優出実績がある3名と初優出者1名が勝ち上がった。好メンバーが揃い激戦が繰り広げられたなか、残り2周から仕掛けた堀江省吾がロングまくりを決めて完全Vを飾った。2着には俊敏に切り替えた佐藤幸治が続き、離れながらも追った竹村勇祐が3着に入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から佐藤幸治-堀江省吾-竹村勇祐-白濱一平-原田亮太-戸田洋平。レースは残り3周半で戸田が進出を開始し、残り3周を過ぎてペーサーが退避するとインを切った。その動きを追った原田が残り2周でその上を叩くと、5番手になった堀江もスパートを開始。残り1周で原田をまくり切るとそのまま加速して、最後は佐藤の猛追を振り切って先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「今回も強敵が多かったけど、完全優勝を決められて素直に嬉しいです。(決勝戦を振り返って)原田君が踏み上げるとまくるのはきついと思ったし、彼が掛かり切る前に仕掛けた。準決勝は疲労があったのか走っていてきつく感じたけど、寝たら回復して決勝は最後までしっかり踏み切れた。今回は前検日から調子の良さを感じたし、直前にマウンテンバイクで長い距離を乗ってきたことが良かったのかもしれない。このまま調子の良さをキープして、この流れを現行競輪の方にもつなげていきたい」
 
 PIST6は前回の4th Quarter ラウンド5に続き2連続Vとなり自身4度目のタイトル獲得。いずれもSA混合シリーズのもので全て完全優勝と、A級2班の身でありながらポテンシャルの高さは計り知れない。次回は3月の平塚F1に出走予定で、今回の優勝をきっかけにF1戦での初優勝を目指す。

 『常連組が経験値を生かす』
また今節はPIST6の経験豊富な常連組の好走が目立った。10度目の参戦となる佐藤朋也は逃げてまくってと順位戦C、順位決定戦Cで連勝を飾り、同じく10度目の参戦の吉竹尚城は俊敏に立ち回り準決勝では僅差の3着に入った。11度目の参戦となった大橋徹は内を突く走りで3度の確定板入り、12度目の参戦の守谷陽介は多彩な戦法を駆使して順位決定戦Bでは力強いまくりを決めた。

髙野航記者

2023年2月26日 21時18分

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