堀江省吾が逃げ切って3節連続完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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若手機動型争いを制す(写真左から加藤将武、堀江省吾、石塚慶一郎)
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堀江省吾
圧巻の先行力で250バンクを席巻
最多タイの5Vを達成

 『PIST6 Championship 2022-23』EXTRA STAGE ラウンド6は、3月19日に最終日が行われた。決勝戦にはタイトルホルダーと表彰台入りの経験がある実力者が2名ずつ勝ち上がり、2度目の参戦となった2名の選手が初の優出を決めた。若手機動型が出揃い激戦となった決勝は、残り2周から仕掛けた堀江省吾が逃げ切って完全Vを飾った。2着には終始追走した加藤将武が続き、加藤を追った石塚慶一郎が3着に入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から内村泰三-堀江省吾-加藤将武-石塚慶一郎-恩田淳平-徳田匠。レースは残り3周半で恩田がアクションを開始。残り3周でペーサーが退避するとインを切って、その動きを追走した徳田が残り2周半で恩田を叩く。4番手となった堀江は残り2周でスパートを開始すると残り1周半を過ぎた辺りで徳田を捕らえ先頭に躍り出る。そのまま先頭をキープして踏み上げていき、最後は終始追走していた加藤の猛追を振り切って先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「PIST6は3回連続優勝ということで、大きな結果を出すことができて嬉しい。(決勝戦を振り返って)徳田君とのもがき合いになることを警戒していたけど、9割か10割ぐらいで踏めば出切れると思った。後ろが加藤君で怖さもあったけど、とりあえず出切って差されたらしょうがないという気持ちで走った。今シリーズのなかでも一番感触が良かったし、残り1周ぐらいには押し切れる手応えはあった。(最多タイの5Vを達成し)そこまで意識はしていなかったし、周りからのマークが特に厳しくなるということもないと思うので今までとあまり変わらない。PIST6を走ってからは(現行)競輪でも調子がいいし、しっかりケアをして疲れを抜いて、次にいい流れをつなげていきたい」
 
 PIST6はこれで4th Quarter ラウンド5から続く3節連続完全Vを達成し、根田空史や中島詩音と並ぶ最多タイの5Vを成し遂げた。近況は現行競輪でも勝ち星を積み重ねて、前場所の平塚F1では完全Vを飾るなど手を付けられない状態。このまま連勝街道を突き進み、次回は前人未踏の6Vへ挑む。

髙野航記者

2023年3月19日 20時50分

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