河端朋之が逃げ切って3節連続完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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決勝戦で激戦を繰り広げた三者(写真左から伊藤信、河端朋之、東矢圭吾)
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河端朋之
圧巻のスピードでPIST6を席巻
積極策で頂上決戦を制す

 PIST6 2023 ラウンド11は、7月2日(日)に最終日が行われた。決勝戦には優勝経験者5名が勝ち上がり、豪華メンバーが顔を揃えた。頂上決戦に相応しいハイスピードバトルが繰り広げられたなか、2周先行で逃げ切った河端朋之が3節連続完全Vを達成した。2着には最後方からまくり上げた伊藤信が迫り、3着には河端を追った東矢圭吾が入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から神田龍-菅田和宏-伊藤信-河端朋之-山田義彦-東矢圭吾。レースは残り3周半で山田が進出を開始して神田を押さえる。さらにその上を東矢が切ると、河端は残り2周半を過ぎた辺りでスパートを開始して東矢を叩き先行態勢に入る。最後方となった伊藤が残り1周半から一気にまくり上げ前団に並びかけるも、河端が合わせ切って先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「しっかり力を出し切って優勝できたのでうれしい。(決勝戦を振り返って)後ろの二人に先に行かれて、6番手のからの巻き返しになると厳しいと思って前々に踏んだ。先頭に出て東矢君が後ろに嵌っていたけど、来たら合わせるぐらいのペースで踏んでいた。最後は(伊藤)信さんには行かれたと思ったし、1着の実感はなかった。(シリーズを振り返って)腰の状態も悪くなかったし、追加だったけどいつも通りの状態だった。でも今回はメンバーが強かったしきつかった。次回もあまり(優勝は)意識しすぎずに頑張りたい」

 優勝経験者が6名参戦した今シリーズでも、まくって逃げてと圧巻のパフォーマンスを披露して完全V。今の河端に一切隙は見当たらず、次回は前人未到の4節連続完全Vを目指す。

髙野航記者

2023年7月2日 20時08分

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