堀江省吾が最多の6Vを達成 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

photo-66946
6度目の頂点に立つ(写真左から佐藤幸治、堀江省吾、木村皆斗)
photo-66947
堀江省吾
初のS級戦へ弾みを付ける
圧巻の機動力を見せ付けて4連勝

 PIST6 2023 ラウンド13は、7月14日(金)に最終日が行われた。決勝戦には3名の選手が無傷で勝ち上がり、力のあるメンバーが顔を揃えた。実力者達による激戦が繰り広げられたなか、2番手確保からまくった堀江省吾が完全Vを飾った。2着には後方からまくった佐藤幸治が迫り、3着には3番手から追い上げた木村皆斗が入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から木村皆斗-佐藤幸治-堀江省吾-木村佑来-稲垣裕之-畝木聖。レースは残り3周を過ぎても各選手の動きはなくスローペースになる。残り2周から木村佑がスパートを開始してレースが動き、合わせて踏んだ堀江が2番手に嵌る。木村佑はそのまま加速し駆けていくが、残り1周からまくった堀江が残り半周で木村佑を捕らえて、5番手からまくり上げた佐藤の猛追を振り切った。

 「最近は現行競輪でも優勝できていなかったし嬉しい。(決勝戦を振り返って)誰も動かなかったけど、それも想定はしていた。残り2周からは仕掛けようと思って、ちょうど(木村)佑来と仕掛けのタイミングが被った。レース前にローラーに乗っている時から調子の良さを感じていたし、2番手に嵌ってからはこれなら優勝できると思った。(シリーズを振り返って)練習でも調子は良かった。前回、準決勝で負けたことが本当に悔しくて、今回はその思いもあってリベンジを果たせた。最多優勝はできたけど、これからもチャレンジャーとして走るのは変わらない」

 前回の雪辱を晴らしついにPIST6最多となる通算6Vを達成。現行競輪でも今期からは自身初のS級昇級を決めており、次回は7月24日から行われる青森F1に出走予定。この優勝をきっかけにしてS級戦でも圧巻の機動力を見せ付ける。

髙野航記者

2023年7月14日 21時15分

開催情報

ページトップへ