地元の坪内恒が会心の白星スタート ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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坪内恒
タイムトライアルでも自己ベストを更新
後続を8車身突き放す圧巻の逃げ切り勝ち

 2月10日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023 ラウンド37の1次予選が行われた。1Rには地元の坪内恒が出走し、残り2周からのロングスパートで予戦初勝利を飾った。

 レースは残り3周でペーサーが退避すると4コースの原田翔真が動いて、2コースの坪内の前に入る。原田を追った北川大五郎は外併走となり先頭の国廣哲治を叩く。4番手となった坪内は北川が流した所を見逃さず残り2周で一気にスパートを開始。残り1周半前に先頭に立つと、そのまま後続を8車身突き放し力強く逃げ切った。

 「重たかったけど、タレてもいいと思って仕掛けたら意外と残れた。現行競輪と違って重いギアなので、2周ぐらいならいける感じがある。初めて予戦で勝てたのは良かった。今回はタイムトライルで6位に入れたし、そのおかげで自分よりタイムが遅い人と走れたので、勝てたのはその要因が大きいです。でも昨日の夜ご飯を食べ過ぎてお腹が痛いです(笑)」

 ラガーマン、会社員と異色の経歴を持つオールドルーキーながら、デビュー後は積極的な競走で着実に力を付けている。競技実績こそないが、そのぶん伸びしろも十分で、今後のPIST6での活躍にも期待が懸かる。

髙野航記者

2024年2月10日 13時50分

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