堀江省吾がまくり切って10Vを達成 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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若手機動型対決を制す(左から黒瀬浩太郎、堀江省吾、滝本幸正)
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堀江省吾
最速で二桁Vを達成
初Vを狙った黒瀬浩太郎は惜しくも2着

 PIST6 2024 ラウンド39は2月24日(土)に最終日が行われた。決勝戦には20代の若手が多く勝ち上がり、勢いのある6名が顔を揃えた。機動型同士により繰り広げられた激戦は、残り1周からまくった堀江省吾が完全Vを飾った。2着には黒瀬浩太郎が逃げ粘り、黒瀬を追った滝本幸正が3着に入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から堀江省吾-鈴木浩太-徳田匠-黒瀬浩太郎-滝本幸正-長尾拳太。レースは残り3周でペーサーが退避しても各選手の動きはなく、残り2周半で進出を開始した黒瀬が堀江を押える。残り2周で出切った黒瀬は徐々にペースを上げて先行態勢に入る。4番手まで引いた堀江は前団のカカりを見極め、残り1周からスパートを開始。そのまま力強くまくり上げると、最後はゴール寸前で逃げる黒瀬を捕らえ切った。

 「ギリギリだったし、何とか捕らえられてホッとした。(決勝戦を振り返って)残り2周手前で誰も仕掛けて来なかったら駆けようと思っていたけど、ちょうどその辺りで黒瀬君が来たので、被らないように引ける所まで引いた。仕掛けた時には行ける感じがあったけど、黒瀬君のカカりも良くてすごい強かった。(今シリーズを振り返って)準決勝もしっかり踏めていたし、いいタイムで走れていた。決勝はまくりになったけど、それまでは全て先行できたし内容も良かったと思う。でも河端さんとの対戦を見据えるとタイムもまだまだだし、次に向けてしっかり練習してさらにパワーアップしたい」

 昨年7月に当時のPIST6最多優勝記録となる6Vを飾ると、その後もPIST6を第一線で牽引し、自身の持つ最多優勝記録を塗り替えてきた。そして今節の完全Vでついに大台の二桁Vを達成し、次回は3月30日から開催されるPIST6 2024 ラウンド43で連勝街道を突き進む河端朋之との頂上決戦に挑む。

髙野航記者

2024年2月24日 20時16分

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