河端朋之が豪脚を発揮し8連続完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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頂上決戦を制す(左から木村皆斗、河端朋之、竹内智彦)
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河端朋之
自身の持つ連勝記録を更新
堀江省吾は果敢に先行するも4着に沈む

 PIST6 2024 ラウンド43は3月31日(日)に最終日が行われた。決勝戦にはPIST6での実績ある6名が勝ち上がり、強者同士で行われた一戦は残り1周からまくった河端朋之が完全Vを飾った。2着には終始、河端を追走した木村皆斗が続き、木村を追った竹内智彦が3着に入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から徳田匠-河端朋之-木村皆斗-竹内智彦-竹村勇祐-堀江省吾。レースは残り3周でペーサーが退避すると竹村が進出を開始。先頭の徳田が合わせて踏み上げると2番手の河端との間に車間が空き、そこに竹村が入る。竹村を追っていた堀江は外に浮くかたちになると、残り2周半で一気にスパートし徳田を叩く。堀江はそのまま全開で踏み上げていき、2番手にハマった徳田が懸命に追い残り1周で車間を詰め始める。それと同時に河端も一気にまくり上げると、残り半周では3車併走の大外を乗り越え逃げる堀江を捕らえて、最後は迫る木村も振り切った。

 「(決勝戦を振り返って) 堀江君があんなに勢い良く行くとは思わなかった。残り1周では徳田君が前との車間を詰めていたので、自分もそのまま勢いを殺さずにまくっていった。残り半周では3車併走みたいになったし、ゴール前は(木村が)外からも来ていたので最後の最後まで優勝できるかはわからなかった。 (今後は)まずは来年度もPIST6で連勝を伸ばせるように頑張りたい。昔に比べて若い選手も増えてきたし楽しみある。現行競輪では5月にダービー(日本選手権競輪)があるけど、まずは目の前のレース一戦一戦をがんばりたい」

 史上最高のメンバーが揃った今節でも力の違いを見せつけて8連続完全Vを達成。近況はウィナーズカップ(GⅡ)で優出を果たすなど充実の一途を辿っており、その勢いはとどまる所を知らない。次回は4月8日から行われる小田原F1に出走予定で、自慢の快速を発揮し連続Vを狙う。

髙野航記者

2024年3月31日 20時14分

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