レジェンド・小嶋敬二との力勝負を制す

　4月29日（月）にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2024 4月 第4戦の初日が行われた。2Rには今節のシリーズリーダーである伊藤信（大阪・92期）が登場し、残り1周からのまくりで小嶋敬二との力勝負を制して白星スタートを決めた。

　レースは残り3周でペーサーが退避すると、6コースの三浦雄大が動き、それに合わせて北野武史がインを切る。その動きを追っていた佐藤朋也は3番手で外に浮くかたちになり、先頭の三浦を押さえにかかる。前団の様子をうかがっていた小嶋は残り2周手前から一気にスパートを開始。伊藤は小嶋の後ろにスイッチすると、残り1周からは両者のデッドヒートが繰り広げられて、最後はゴール寸前で伊藤が小嶋を捕らえ切った。

　「朋也さんが駆けるとは思っていたけど、思ったより動きがあった。昔と違って最近はこういう（動きのある）レースが多いし、見栄えはいいと思う。あまり前が緩んでいる感じじゃなかったし、小嶋さんはムリヤリ仕掛けていいった感じだった。自分もずっと踏んでいる感じがあって重かった。ホイールを軽くて柔らかい物に換えてそのせいもあるかもしれない。ギア自体は問題ないので、微調整してナイトに臨みたい」

　スピードの絶対値は今シリーズでも屈指の存在。　昨年11月のPIST6 2023 ラウンド24で自身6度目の優勝を果たしてからしばらく優勝から遠ざかっており、今シリーズで貫禄を示し復権を果たしたいところだ。

• 選手詳細データ

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  伊藤信 選手大阪・92期