黒瀬浩太郎が好スピードのまくりで完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

力でねじ伏せて8度目の頂点に輝く
PIST6 2025 5月 第1戦は5月4日(日・祝)に最終日が開催された。
決勝戦には黒瀬浩太郎、遠藤拓巳の2名が3連勝で勝ち上がりを決めて、優勝経験者の黒瀬、大西祐の2名に、初優勝を目指す20代の若手4名の6名が顔を揃えた。機動型揃いの一戦は、好スピードのまくりを決めた黒瀬が完全Vを飾った。
決勝戦のスタートポジションは先頭から小浦凪、黒瀬、遠藤拓巳、大西、森本桂太郎、林昌幸。レースは残り3周でペーサーが退避すると大西が先頭に立つ。その動きに乗りながら森本、林が順に叩いて先頭に躍り出る。この動きを見て黒瀬は残り2周手前から踏み出す。残り1周すぎに先頭の林をとらえると、追い掛ける遠藤の追撃を振り切って1着でゴールした。
「(優勝できて)嬉しいです。(決勝戦は)2コースでいいコース順だったが、思っていた展開ではなかったし、後手を踏んでしまって浮いた状態からの仕掛けだったので厳しかったが、調子が良かったのでなんとか優勝することができた。PIST6では今年中にV10することが1つの目標です。またタイムトライアルでも9秒台を出してみたいです」
今シリーズではタイムトライアルで2位以下に0.3秒差を付けていたが、レースでも後続を大きく突き放すなど、力の違いを見せつけて3連勝で勝ち上がると、好メンバーが揃った決勝戦でも一枚上の機動力を発揮した。これがPIST6では8度目の優勝で、今後もV回数を積み上げていきそうだ。
2025年5月4日 20時35分
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選手詳細データ
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黒瀬浩太郎 選手広島・123期