一時休止前最後の一戦を制す

　PIST6 2025 9月 第4戦は9月28日（日）に最終日が開催された。
　決勝戦には準決勝で勝利した村田瑞季、保田浩輔、川上隆義の3名を含め、激戦の準決勝を勝ち抜いた6名が顔を揃えた。一時休止前最後の決勝戦は、豪快なまくりを決めた中島詩音が10度目の優勝を飾った。

　決勝戦のスタートポジションは先頭から村田、金子哲大、川上、中島、皿屋豊、保田。レースは残り3周で保田が先頭に立ち、2番手外併走となった皿屋が残り2周で出切る。最後方となった中島は残り2周過ぎから仕掛け始め、残り1周で逃げる皿屋をとらえると、中島を急追する村田を振り切って1着でゴールした。

　「（優勝は）本当に嬉しいです。（決勝戦は残り2周手前で）最後方になってしまったので、脚を溜めて一発と思っていました。残り1周で出切って脚がいっぱいだったが、最後は逃げ切りたい気持ちで踏みました。（10度目の優勝だが）もっとたくさん優勝をしている方がいるので、そこに追いつけるように頑張りたい。来月に寛仁親王牌があるので、そこに向けて頑張っていきたい」

　今シリーズは1次予選で3着スタートと予選から苦戦を強いられ、準決勝は3着通過だったものの、2着に繰り上がり決勝進出を果たすと、決勝戦は豪華メンバーを相手に力の違いを見せつける豪快なまくり一撃でV10を飾った。来月には2年ぶり2度目のGI出場が決まっており、今後の現行競輪も含め活躍が楽しみだ。

• 選手詳細データ

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  中島詩音 選手山梨・119期