仕掛けるパターンを増やす西森一稀 ~取手競輪場~
師匠の助言もあった
取手競輪場では17日からモーニング開催、『おトクにPLAYオッズパーク杯』が行われている。初日の競走では5名の新人が全員決勝に進出。
ここではその中の一人、鋭いダッシュに定評がある西森一稀(兵庫・127期)を取り上げたい。
西森は初日の競走で第4レースに登場。後方になったが鋭いまくりを披露し白星発進。しかし、後ろを回る2人を離してしまい表情は浮かなかった。
「初日は突っ張るレースをしようと思っていたけど出られてしまったし、ラインの後ろ2人を連れ込めなかった。焦ってしまいました。レースが下手です」。それでも「2コーナーから届くと思っていました」と話すあたり余裕はあったのだろう。
今回は前回の奈良で落車し右鎖骨を骨折し復帰戦だったが「プレートでしっかり固定しているし、もがけている。発走の時は違和感があったけど、レース中は違和感はなかった」と体の状態は問題なさそうだ。
今開催は師匠の柳澤達也と同配分。「初日は引いたけど師匠には『引くのが遅い』と言われました」と話す。レース後にすぐにアドバイスをもらえる師匠の言葉は貴重だろう。また別のことも言われている。
『色んなパターンを試して』ということだ。
「今回は復帰戦ということもあるし、A級2班の点数も取れていると思う。だから気負わずに」。
今のうちに色んなパターンを覚えて今後に生かすのだが具体的にはどうなのだろう。
「引いてまくりとか、カマシ先行とか。タイミングがあればですけどやってみたいです」。
新たな仕掛けるパターンを覚えた時、西森はまた一歩先に進めるはず。今後の西森にも注目したい。
2025年12月17日 16時45分
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選手詳細データ
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西森一稀 選手兵庫・127期