伊藤成紀がレインボーカップA級ファイナルを制す ~広島競輪~

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伊藤成紀
レース直後に検車場でガッツポーズ
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相川永伍
S級返り咲きが決まり安堵の表情
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谷口遼平
S級特別昇級が決まり笑顔を見せる
勝負駆けに見事成功

 12月12日から広島記念が開催されている広島競輪場で、15日の最終日第9レースにてレインボーカップA級ファイナルが行われ、伊藤成紀(大阪・90期)が直線で鋭く抜け出して見事優勝した。
 伊藤は最終ホームで最後方から一気に仕掛けると1センターから空いた内をするすると潜り込み、2センターで逃げた今岡徹二の内から抜け出して、迫る相川永伍(埼玉・95期)を1/8車輪振り切った。
 「本当はあのまま外をまくろうと思ったんですけどね。合わされた感じになったので。普段(今岡は)上がったりしないのに上がられたので苦し紛れに内に入った感じですね。内が空くことは自体は想定していましたけど、それを前提には走っていないので。今年1年間A級で戦って色々と勉強になりました。S級はもちろんレベルが高いですけど、A級のレベルが低いってことはないので。何人か強いことも当たって勉強にもなりました。今日も9番手から一人で一気にまくり切れればS級でも自信を持って戦えるっていえるんでしょうけどね」
 惜しくも2着の相川永伍だが納得の表情を浮かべる。
 「自分でしっかり動いて位置を取ってレースを作れたので。今岡君も徐々に駆けていく感じでまくりにいきづらかったですね。2コーナーくらいから仕掛けられれば良かったんでしょうけど、伊藤君も入ってきて。3コーナーは他もまくりに来ていたので外は厳しいと思って。最後は自分的に空いているかいないか半信半疑だったので思いっきり抜きには行けなかったですね。とりあえず(S級が)決まったので良かったです」
 3着には後方8番手から大外を踏み込んだ谷口遼平(三重・103期)が入線。
 「中途半端になってしまいましたね。2コーナーで外に持ち出してまた戻って持ち出して…。あれだったらもっと溜めても良かったですね。単騎なので早く仕掛けてもなって思って。ラインがあれば違いますけど、やっぱり単騎は難しいですね」

細川和輝記者

2019年12月15日 14時51分

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