山田英明が通算3度目のG3優勝 ~向日町記念~

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山田英明
優勝トロフィーを笑顔で掲げる
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ゴール線で目一杯ハンドルを投げる⑦番車の山田英明
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山田英明
ゴール後に渾身のガッツポーズ
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山田英明
向日町競輪の公式キャラクター・ムコリンムッチーと記念撮影
共同通信社杯に繋げる記念V

 向日町競輪開設70周年記念「平安賞」は9月6日に決勝戦が行われ、人気を背負った山田英明(佐賀・89期)がまくりで優勝を飾った。

 前受けから鈴木裕(千葉・92期)を受けて一旦は車を下げた山田だが、鈴木が取鳥雄吾(岡山・107期)をけん制して中バンクを上がると、その内をすくって中団を確保する。取鳥は山田を押さえて先頭へ。中四国勢を追っていた単騎の畑段嵐士(京都・105期)は、打鐘過ぎに取鳥の番手に競り込んで高原仁志(徳島・85期)を捌いて番手を奪うが、最終ホームからスパートした取鳥に大きく口が空いてしまう。山田は1コーナー過ぎから仕掛けると、単騎逃げとなった取鳥に凄まじい勢いで迫っていく。3コーナー過ぎに取鳥を捕らえた山田は、番手の近藤龍徳(愛知・101期)の猛追も振り切ってゴール。通算3度目、今年初となるG3優勝をゲットした。

 「良い形、集中して走れた。やっと自力で記念が取れました。風が強くて前からが良いなと(近藤)龍と話していたらスタートで龍が死ぬ気で取りにいってくれた。あれは大事な所だったし、ラインのおかげですね。ありがたかった。(赤板過ぎに)下げた所で内に差してしまって、バックを踏むぐらいなら前へ踏もうと思ったら(内を掬えて)すんなりと中団が取れた。(打鐘で)畑段君が勝負にいってまくり頃になったので、いくしかないと。差されるまくれないは考えずにゴールまで一生懸命に踏んだ。今開催は体調が良くない中で、調整しながら、最終日は体が少し動くようになって、これなら勝負できるかなと。そうしたら結果が付いてきてくれた。賞金争いは気を抜けないけど、自分はコツコツ頑張るしかないので」と18年の地元・武雄記念以来のG3優勝を笑顔で振り返った。

【結果】
1着 7番 山田 英明(佐賀・89期)
2着 4番 近藤 龍徳(愛知・101期)
3着 5番 竹内 智彦(宮城・84期)
【払戻金】
2車単 7-4 710円
3連単 7-4-5 5,010円

熊谷洋祐記者

2020年9月6日 16時04分

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