兼本将太が初優勝 ~小倉競輪場~

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兼本将太
このまま特別昇班まで突っ走る
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児玉碧衣
11月の競輪祭に弾みをつけた
同期のライバル対決を制す

 小倉ミッドナイト競輪は9月15日に最終日が行われた。チャレンジ、ガールズケイリンともに決勝戦が争われた。チャレンジの決勝戦は単騎の兼本将太(熊本・117期)がまくりでデビュー初優勝を飾った。

 最終9レースのチャレンジ決勝戦は優勝経験が1度もないルーキー3名が激突。レースは内藤久文(愛知・117期)が最終ホームから主導権を握る。この後位に村田瑞季(京都・117期)がはまるが、後方から好回転でまくり上げた兼本将太が最後は力でねじ伏せた。
 「やっと優勝できました。素直にうれしいです。前で踏み合いになると思っていたし、後方から思い切って仕掛けるつもりでした。レースはしっかり見えてました。2センターで合わされて苦しかったけど、何とか乗り越えられました」
 本格デビューから4場所連続で準Vと悔しい結果が続いていたが、この優勝で一気に波に乗りそうだ。

 8レースのガールズケイリン決勝戦は児玉碧衣(福岡・108期)が圧巻のまくりで2場所連続の完全優勝を達成した。
 「3コーナーまでには出切りたいと思っていたんですけどね。(矢野)光世さんもかかっていたし、周りもすごくいいタイミングで出てきたので、すごいキツかったです。優勝できてホッとしました。競輪祭に向けて、弾みはついたと思います」

笠原裕明記者

2020年9月16日 00時28分

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