町田太我が初黒星 ~小倉競輪場~

photo-19200
町田太我
包囲網に苦しめられた
photo-19201
谷元奎心
内容重視で勝ち星を積み重ねる
デビューからの連勝は20でストップ

 小倉ミッドナイト競輪「楽天・Kドリームス杯」は9月26日に最終日が行われた。S級特進をかけて最終9レースの決勝戦に挑んだ町田太我(広島・117期)は7着。デビュー初黒星を喫した。

 決勝の町田太我は単騎戦。晝田宗一郎(岡山・115期)が打鐘で岩谷拓磨(福岡・115期)を叩いて主導権を握る。初手で7番手にいた町田は3コーナーから反撃。ジワジワと晝田に迫ったが、最終3コーナーで力尽きた。
 「言うことはないですね。これが今の自分の実力です。小さなレースはしたくなかった。(最終ホームで4番手が空いていたが)あそこで入ろうとは思わなかったし、そのまま行って止められたら止められたで仕方ないという気持ちでした。またしっかり練習して力をつけて出直します」
 ルーキーシリーズを含め、デビューから続いていた連勝は20でストップしたが、この敗戦を糧にさらなる成長を遂げる。

 晝田の先行に乗った藤田昌宏(岡山・82期)が番手有利に追い込んで1着。今年初優勝を飾った。
 「昨日の話し合いでは町田君のハコも考えたけど、晝田が自力で戦いたいと言ったので前を任せました。先行して頑張ってくれたし、強かったです」

 九州のルーキー2人が激突した8レースのチャレンジ決勝戦は谷元奎心が押さえ先行で同期の緒方将樹(熊本・117期)を封じて快勝。デビュー初優勝を飾った。
 「昨日、やらかしてしまったので、今日はやるしかないと思ってました。腹をくくって先行できました。これで昨日のぶんも取り返せたと思います。内容のある走りをして、それが初優勝につながりました。10月も完全優勝して、特別昇班を狙います」

笠原裕明記者

2020年9月27日 00時11分

開催情報

ページトップへ