第29回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1)「ローズカップ」 ~前橋競輪場~

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新田祐大
2日目の「ローズカップ」で破壊力のあるまくりを披露
まずは決勝のキップを

 前橋競輪場で行われている「第29回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1)」は、16日に2日目を迎えた。メインの「ローズカップ」が、脇本雄太、新田祐大の東京五輪代表に内定している2人をはじめとした豪華なメンバーによって争われた。
 単騎の脇本が包まれるなかで、レースの主導権を握ったのは3車の中四国ライン。清水裕友の先行で番手有利に運んだ松浦悠士だったが、新田が7番手から大外を次元の違うスピードでまくって1着。
 「仕掛けのタイミングをことごとくヒデさん(山田英明)につぶされた。清水君、郡司(浩平)君の動きがあって、ヒデさんの波で(仕掛けのタイミングを)つぶされた感じです」と、終わってみれば圧巻のまくりも、山田の動きで仕掛けのタイミングが合わなかった展開を振り返った。
 初日終了の段階での獲得賞金ランクは17位。6年連続7度目のグランプリ出場には残された2つのG1でのタイトル獲得か、決勝での賞金加算が絶対条件。「ローズカップ」を制しても、新田にとっては気の抜けない戦いが続く。

竹内祥郎記者

2020年10月16日 19時17分

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