浅井康太が別府記念制覇 ~オランダ王国友好杯~

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浅井康太
優勝し賞金ボードを掲げる
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7番車の浅井康太がゴール線でハンドルを投げる
失格、大ケガを負ったバンクでのV

 別府競輪場で開催された開設70周年記念「オランダ王国友好杯(G3)」は、12月6日(日)に決勝が行われた。浅井康太(三重・90期)が当所記念初Vを決めて5月宇都宮記念以来、今年4度目の記念優勝を成し遂げた。
 
 レースは後ろ攻めの北津留翼が赤板で上昇し、古性優作が北津留ラインを追っていく。打鐘過ぎに岩本俊介が巻き返して最終2コーナー手前で逃げる北津留を飲み込む。岩本ラインを初手から追走していた浅井康太が最終バックでまくり上げると後方からまくってきた松浦悠士を2センターで自ら外に振りながら後続の追撃を振り切ってゴールした。
 
「四百勝を達成した土地で結果を出せて良かったです。全日本選抜だったり鎖骨骨折をして恵まれない、迷惑をかけた場所で記録と結果を出せた。精一杯やって気持ち良く走れました。(レースは)古性(優作)君が北津留(翼)君のラインを追っていたので、自分は岩本(俊介)君のラインを追っていきました。踏み出した感じは重たくてもうワンテンポ早く仕掛けられれば良かったけど、賞金ランキング1位の松浦(悠士)君が来ているのは第6感で感じていたし、音も大きくなっていたのでゴールしてからもすぐには(優勝したのは)分からなかった。これからもまだ先はあるし、自分は1着を狙う走りなので自分を信じて結果というよりも満足のいくレースをこれからもしていきたい」

 当所は昨年の全日本選抜での失格や記念開催での落車による大けがと相性の悪さが目立ったが、強い気持ちと豪脚で見事にそのイメージを払拭。2次予選では4百勝の節目も達成するなど、今シリーズは浅井康太が常に主役を務め、優勝という最高の形で幕を閉じた。

及位然斗記者

2020年12月6日 18時00分

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