浅井康太が玉藻杯争覇戦GⅢを制す ~高松競輪場~

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浅井康太
賞金ボードを掲げて記念撮影に応じる
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渾身のハンドル投げを見せる⑨番車の浅井康太
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中部の仲間に胴上げされる
渾身の差し切りで今年初の記念V

 2月20日(火)に高松競輪場で開設73周年記念玉藻杯争覇戦GⅢの決勝戦が行われ、浅井康太(三重・90期)が直線渾身の追い込みで今年初の記念優勝を果たした。

 レースは菊池岳仁が正攻法にこわだって前受け。浅井は中団に入り、中四国勢が後方。赤板で町田が仕掛けるも、菊池がペースを一気に上げる。すると、菊池の後ろで競っていた佐藤慎太郎と東龍之介は離れて、町田が番手に入り打鐘を通過。最終ホームから再度町田が仕掛けて菊池を叩く。2コーナーからまくり上げた浅井に合わせるように、松浦がバックからタテに踏む。松浦が押し切るかと思われたが、その後ろに入り直して態勢を整えた浅井がゴール前で渾身の追い込み。1/4車輪差で差し切って優勝をつかみ取った。

 優勝記者会見で浅井は「菊池君はやる気がありましたね。バック30本の徹底先行の選手で行きっぷりのいい選手。赤板過ぎに町田君がはまって、厳しくなったけど、自分は余裕があって、東君が追い上げていったのを目標にまくりにいった。(勢いを)止められたけど、あれがなければまくれていたような感触があって、それなら井上さんだったかもしれないし、そうやってワンツーが決まるように仕掛けられた」と笑顔を見せながらレースを振り返った。

本吉慶司記者

2024年2月20日 17時50分

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