開設72周年記念『周防国府杯争奪戦』が開幕 ~防府競輪場~

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清水裕友
清水裕友選手が他地区の前に大きく立ちはだかる
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松浦悠士
セッティングを一新した松浦悠士選手が好連係を披露する
地元記念だけは誰にも譲れない

 10月31日(日)から防府競輪開設72周年記念『周防国府杯争奪戦』が幕を開ける。注目はもちろん地元不動のエースでありS班の清水裕友(山口・105期)。大会4連覇を目指して前検日から目の色を変えてシリーズを戦い抜く。
 「今年も獲るために来たんで。やっぱり地元は譲れんっすから。もうそれしか考えとらんっすわ」と開口一番にV宣言。のしかかるプレッシャーを跳ね除けて偉業達成へまい進する。「プレッシャーは周りが言うとるだけで、自分はそこまで感じとらんすね。今年も予定通り練習をやってこれたんで。去年も地元記念の前の寛仁親王牌もそこまでパッとせんかったんで、前回のことは気にしていないんで。ここで結果を出せるように頑張るだけなんで」と自らを奮い立たせる。

 初日特選で前を託すのは盟友の松浦悠士(広島・98期)。久留米記念から2場所連続で未勝利とらしくないが、本人に悲観した様子は一切なし。
 「状態的には悪くないと思います。前回もちょっと判断というか自力の意識が強くて失敗した感じなので。内や中をしっかり踏めないとですね。前回から自転車を換えてちょっと感覚が違ったので自転車に合わせてセッティングを大幅に変えました。今回は町田もいるし楽しみなシリーズですからね。中四国から決勝に何人勝ち上がって、誰と連係できるか。もしかしたら地元と別線なんてのもあるかもしれない。しっかりと勝ち上がっていいレースができるように」
 
 年末のヤンググランプリ出場を決めた町田太我(広島・117期)は直前に防府にきて地元勢と練習を行い、バンクの感触を確かめてシリーズに挑む。
 「防府に一日だけ来て一緒に練習をさせてもらいました。自分の中ではヤンググランプリを走れるとは思っていなかったので、デビューしてからここまでは出来過ぎなくらい順調に来ていると思います。初日は地元の桑原さんと一緒なのでしっかりと出し切るレースがしたい。相手の出方次第なところもありますけど2周は駆けるつもりで積極的なレースがしたい」 
 
 オープニングレースは10時50分に発走。エンジョイ×プロスポーツサイトの投票締め切り時間は発走5分前となっております。最終レースの初日特選まで熱い戦いから目が離せない。

細川和輝記者

2021年10月30日 16時16分

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