清水裕友が前人未踏の4連覇達成 ~防府競輪場~

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清水裕友
バンク内で優勝カップを手に〝4〟連覇ポーズで記念撮影
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宮本選手を3/4車身交わした所がゴール線
最高の形で地元ワンツースリー

 11月3日(水)に防府競輪場で行われた『周防国府杯争奪戦』の決勝戦は地元の絶対的エース清水裕友(山口・105期)が同級生の宮本隼輔(山口・113期)を目標に大会制覇。3番手を回った山下一輝(山口・96期)と共に確定板を独占した。
 「今までで一番嬉しかったっすね。ちょっと喜びが爆発してしまいました。ヘルメットを投げたんすけど、サングラスが取れなくて一緒についていってしまったのが痛い(苦笑)。隼輔もそうですけど、山下さんと柏野さんのおかげで有利に運べましたね。前もカカっていましたけど無理やり行ってくれましたね。本当にビリビリしました。(スタートが)一番の仕事だったので。あんなに全力でSを取りに行ったのは初めてっすね。結果的に(阿部が)カマシ気味に来ましたけど、押さえにこないパターンかなって思ったんですけどいい感じで(阿部が)行ってくれたので。突っ張りを警戒してだったと思いますけど。隼輔も仕上がっていましたし、信頼していました。必ず出切ってくれると信じて。3人で決まって良かったですね」
  
 同一競輪場での GⅢ連覇記録【2002 年 4 月以降(グレード制導入後)】更新となる 大会4 連覇の偉業達成。喜びを噛み締めながらここまでの記憶を辿る。
 「自分自身にプレッシャーをかけながら、獲るつもりできて獲れたので嬉しいですね。まさか1回目に優勝したときに自分が4連覇するとは思っていなかったので。毎年、不思議な感じで優勝してこれて。ほっとしていますね。ここに入る前にまだ誰も(4連覇を)やったことがないって聞いてきていたので。できて良かったっすね。競輪史に名を残せたと思います」

 次走は今年最後のG1となる競輪祭が控えている。喜びに浸る間もなく次なる戦いに気持ちを向ける。
 「タイトルを目標にやってきているんで。すぐ競輪祭があるので気を引き締めて。この嬉しさに1日だけ浸って、また明日からしっかりと上げていけるように。流れは向いて来てくれていると思うので」
 
 3月のウィナーズカップ以来となる今年2度目の優勝を手にした清水裕友が年末に向けてさらに存在感を高めていく。

細川和輝記者

2021年11月3日 18時00分

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