同期とのデッドヒートを制した

　6月17日（金）から青森競輪場で開催されていたF2ガールズ戦は19日（日）に最終日が終了した。第10レースに行われたチャレンジ決勝戦で徳田匠（京都・119期）が優勝。5月の小田原、6月の函館に続く完全優勝を果たしていたことで9連勝となり、待ちに待った特別昇班を手にした。

　レースは前受けした中込健太が後ろ攻めから上昇してきた荻原寿嗣を赤板で突っ張る。中込は別線の動きを注視して打鐘からペースを上げると徳田匠が追い上げる形で打鐘で3番手に入る。徳田は最終ホーム手前から反撃を開始するが、河野克也との連係が外れて後ろに荻原が嵌る。先行態勢に入っていた中込をあっさりと叩き切った徳田に対し、2コーナーから単騎の佐藤竜太がまくり返す。3コーナーで佐藤に半歩前に出られた徳田だったが、内から盛り返して4コーナーでヨコに並び返して押し切ってみせた。

　来期から1、2班戦に昇格することは確定しているが、前検日から「5月の福井で9連勝を達成できずに悔しさがあった。次が久留米でレインボーカップ（チャレンジファイナル）があるけど、決められるならここで決めたい」と話していた。決勝のメンバーが出てからも「ここで特進を決めたい」と意気込んでいただけに有言実行となった。

　　A級3班から1、2班への特別昇班は5月27日に函館競輪場で9連勝を決めた邊見光輝（福島・119期）以来の達成となった。

• 選手詳細データ

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  徳田匠 選手京都・119期