地元・岩本俊介が4度目の記念優勝! ~松戸競輪場~

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岩本俊介
賞金ボードを掲げて笑顔で写真撮影
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⑨岩本俊介が1着でゴール線を通過
和田健太郎とワンツーで地元の牙城を守った

 12月11日(日)に松戸競輪開設72周年記念『燦燦ダイヤモンド・滝澤正光杯』GⅢの決勝戦が行われた。地元の岩本俊介(千葉・94期)が2年前の当地記念以来、4度目の記念優勝。過去の記念優勝は全て松戸競輪場での優勝と相性の良さを示した。

 レースは南関勢が前受けを選択。後方から上昇してきた山口翼を青板バックで松井宏佑が突っ張ると赤板で仕掛けてきた中西大も合わせ切る。フルスロットルで踏む松井が最終ホームを通過すると岩本俊介は車間を空けて2コーナーから番手まくりを敢行。別線を突き離すと後ろの和田健太郎を振り切って1着でゴールした。

 「頼りになる後輩たちに支えられて後ろも固めてもらえて、バトンを渡してもらい責任を果たせてよかった」と勝ち上がりに貢献してくれた周りの選手にまずは感謝した。

 「(松井)宏佑の気持ちが決まっていたし、ラインから何が何でも優勝者を出そうと。宏佑が強いから外に振ったけど、勝手に外の選手たちは離れていった感じでしたね。宏佑がいってくれて誰も仕掛けてこれない感じで、自分か和田さんのどちらかが優勝取れるようにと思い踏み込んだ」と前受けから別線の仕掛けを全て突っ張り切った松井の気持ちに応えるべく番手から出た。

 「ゴール後はまずは宏佑の頑張りに感謝でした。その後に和田さんは笑顔を向けてくれた。何度も(松戸記念を)取らせてもらっているけど、今年は他の南関選手に支えられてつないでの決勝で、(決勝は)宏佑が頑張ってくれての優勝なので重みが違いますね」と初日、2日目は自力戦、準決勝、決勝は番手回り。連日、ラインの力に助けられたことで今までとは違う優勝だったことを口にした。

 「つかれちゃったので来年のことは来年考えます。ダメなやつですよね(笑)」と2023年の抱負は明言することなく、24日(土)から開催される今年最終戦の西武園F1に挑む。

池端航一記者

2022年12月11日 21時31分

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