新田祐大が白星スタート ~立川競輪場~

photo-56067
新田祐大
新春一発目のレースで結果を出して勢いづく
強豪揃いの一戦を制して2日目以降に弾み

 1月4日(水)に立川競輪場を舞台に幕を開けた開設71周年記念『鳳凰賞典レース』の初日特選12レースはS班3名で結束した北日本ラインの番手を務めた新田祐大(90期・福島)が白星をつかみ取った。S班5名に加え、豪華なメンバーが揃う一戦を制して人気に応えてみせた。
 
 初手で5番手に構えていた単騎の清水裕友が先に切ろうと動こうとした郡司浩平の上を切って流すと、冷静に前団の動きを見極めていた新山響平が打鐘前2コーナーの下りを使って先頭に躍り出る。ライン3車で出切ったことを確認すると、巧く流しながら最終ホームから巻き返してきた郡司の気配を察知して一気にペースアップ。番手の新田祐大が大きく車間を空けながら郡司浩平のまくりを張ってスピードを鈍らせる。空けた車間を詰めながら最終4コーナーから一気踏み。悔しさが残る昨年末のグランプリに続いての連係となったが、しっかりと結果を出した。
  
 「(新山響平は自分と連係した)今までのなかで一番いい駆け方をしてたんで、残せそうな感じはあった。郡司君がすごいスピードで来たんですけど止まった。残り半周のバックのところは(自分が)慣れてなくて、(佐藤)慎太郎さんがすくわれてしまった。そのあとは郡司君が止まってたけど、北津留(翼)君が見てたんで踏ませてもらった。(体の感じは)まったく問題ないし、戦える状態ですね」。
 
 シリーズ2日目の二次予選は10レースに登場し、過去に何度も連係実績のある坂本貴史の番手回り。再び番手回りで別線の巻き返しを阻み連勝での準決勝進出を狙っている。
 

細川和輝記者

2023年1月4日 18時41分

開催情報

ページトップへ