開設72周年記念『春日賞争覇戦』が開幕 ~奈良競輪場~

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新田祐大
自慢のスピードを誇示して白星奪取を狙っている
仕上がりに自信を持って強敵に立ち向かう

 2月2日(木)に奈良競輪場を舞台に開設72周年記念『春日賞争覇戦』が幕を開ける。豊橋記念から中2日で参戦する脇本雄太と古性優作の最強タッグが今シリーズもけん引する。グランドスラマーの新田祐大(90期・福島)は和歌山記念から中16日空けての参戦となるが、ナショナルチームの記録会に参加して確かな手応えを持って今シリーズに参戦する。

 「(今年最初の立川記念は)すごくいい形でスタートができたかなと思っています。トレーニングとしては、今年の目標を決めてトレーニングを開始した感じですね。体としては追い込んできた。ナショナルチームの選考記録会が一昨日ですかね、あって。チームスプリントの1走目を走ったらPB(パーソナルベスト)が出たんで、かなりいい状態だと。自分の体の感覚よりは、パフォーマンスは上がっていると思います」。

 無双状態の脇本雄太を倒すなら、やはりこの男しかいないだろう。和歌山記念の初日には逃げる深谷知広を射程圏に脇本雄太のまくりに合わせて11秒2のハイラップで先まくり。大外をまくった脇本雄太は新田を上回る11秒0でまくり切っているが、今回の舞台は短走路。直線も短く、カントがきついとされる奈良バンクは後方からのまくりは外々に膨らんでしまう。新田祐大の仕上がりが和歌山記念以上となれば、今年無敗の脇本雄太を破っても不思議ではないだろう。

細川和輝記者

2023年2月1日 16時21分

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