第74回『高松宮記念杯』の決勝メンバーが出揃う ~岸和田競輪場~

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古性優作
近畿の結束力を示して他地区を迎え撃つ
地元の古性優作は立て直しに成功して3連勝で決勝進出

 6月18日(日)に岸和田競輪場で『第74回高松宮記念杯』の決勝戦が行われる。注目の並びとコメントは以下の通り。
【並び】
①脇本雄太-⑦古性優作-⑧稲川翔
⑥松井宏佑-②郡司浩平
⑨新山響平-③佐藤慎太郎
⑤松浦悠士-④山田庸平
【コメント】
①脇本雄太「初手で犬伏君が後ろ攻めになったので不利な形になるのは覚悟していました。(嘉永が)松浦さんの動きで止まったように見えたのでチャンスだと思って。前のレースで古性君と稲川さんの2人が上がっていたので、それを見て緊張感はさらに高まった。自力で」
②郡司浩平「小松崎(大地)さんも踏んでいたんでその分(深谷は)脚を使ったし、内藤(秀久)さんもからまれた。(小松崎が)飛び付いてすぐに来るのは難しいだろうと。あとは眞杉(匠)を警戒してました。眞杉を止めるところまでは良かったけどあれで(別線に)のまれてしまってはと思って、早めに踏ませてもらった。松井君へ」
③佐藤慎太郎 「(小松崎)大地が3番手に入って、郡司の動きを見てから仕掛ける形になった。その1車分だけ大地には難しかったんじゃないかと。最後の4コーナーからは郡司の内を僕がいけば、大地がもうちょっと粘れたんじゃないかなっていうのはあるけど。郡司と大地の間が正解だと。状態はいいままキープはできている。新山君へ」
④山田庸平「泰斗は後半が踏めるタイプなので判断が難しかったんですけど、自分も被る前にと思って持ち出した。昨日、セッティングを試してみたんですけど今日は戻していい感じでした。(昨年の大会は準優勝であったが)去年の宮杯が終わって一年間足りない所をやってきたつもりなので、去年よりも成長しているところを見せれたら。松浦君」
⑤松浦悠士「犬伏君が楽に駆ける感じになったのでもうひとカカリするかなって思ったんですけどね。バックで詰まったんで。嘉永君を外に浮かすイメージで脇本さんをけん制できればって思ったんですけど。自力自在に」
⑥松井宏佑 「新山君は地脚だけじゃなくてトップスピードもある。北井(佑季)さんがちょっと緩んだ。そこの一瞬を目がけて来た。(新山)ライン3人で出られてしまったし、北井さんの気持ちを拾って、なんとしても1着を取ろうと。1着に届いて良かった。脚は問題ないです。自力」
⑦古性優作「早めに仕掛けられればと思っていたんですけど。(山田)ヒデさんの動きでタイミングがズレてしまった感じで難しかった。バック踏んで外から行こうと思って踏んでいた。特別の準決勝なのでもっと厳しいけん制も想定していました。脇本さん」
⑧稲川翔「前も後ろも信頼している選手なので自分だけミスをしないように。古性君もプレッシャーを感じながらのレースだったと思いますし、勝ち上がるレースをしてくれたので僕にもチャンスが出た。ヒデさんがヨコに動いた時点でもう外を踏もうと。古性君」
⑨新山響平「赤板目がけていっても距離も長いし、レベルも上がっているのでもたない。北井さんがペースを上げて、それを使う形になった。(出切ってからは)ニュートラルですけど、踏み上がらなかった。なんとかラインのおかげでありがたかった。カマシ、まくりの練習をメインにやってきたんで、使うところがあって良かった。自力」

細川和輝記者

2023年6月17日 19時16分

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