眞杉匠が特別選抜予選を制す ~名古屋競輪場~

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眞杉匠
名古屋は記念を制した実績がある
4日目のゴールデンレーサー賞に進出

 名古屋競輪場で行われている第79回日本選手権競輪の開催2日目10レースの「特別選抜予選」は眞杉匠が制した。眞杉は正攻法から組み立てると、後手を踏まない競走で前に前にと攻める。岩本俊介の打鐘カマシに反応すると、和田真久留をさばいて位置を確保。2番手を確保したが、1センターからすかさずまくりに行って実力を誇示した。和田が落車するアクシデントはあったが、戦況に応じた柔軟な組み立てとタテへの推進力を示してレースを支配した。

 「前からでも(みんなが動いて)1周はすると思っていました。(打鐘付近で)1回休んでしまって、(岩本の)仕掛け所を作ってしまいましたね。コーナーの出口で(岩本に)分が悪いなと。(和田のところには)ああなったんでいきました。(番手に入って仕掛けていって)あそこは見てもしゃあないので行きました。指定練習で良くなかったので自転車のサドルとハンドルをいじったら、昨日よりは出たと思う。あとは明日乗って違和感があれば(いじるかも)ですね。前回は連戦できつくて、それよりはいいと思う。今回は計画的にこられたので」

 レースを振り返った眞杉の状態面は前回よりも上向き。セッティングもかみあっている様子で4日目に行われるゴールデンレーサー賞に競走にも注目したい。

小山裕哉記者

2025年4月30日 19時02分

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