久田朔がレインボーカップチャレンジファイナルを制す ~取手競輪場~

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久田朔
浪速のイケメンレーサー
全員が単騎戦の同期対決を制す

 6月3日に取手競輪開設75周年記念『水戸黄門賞』の最終日、第9レースで『レインボーカップチャレンジファイナル』が行われた。全員が来期はA級2班への昇班が決まっており、125期9名の同期対決。オール単騎となった超細切れ戦は、久田朔(大阪・125期)が2角まくりでライバルを一蹴し激戦を制した。レースは赤板で野村賢が上昇し、その動きに乗った藤井優希が打鐘でその上を叩き先行態勢に入る。藤井を追走していた久田はそのまま藤井の動きは追わずに、空いていた4番手の位置に入り、打鐘過ぎ2センターでは前にいた岩元叶馬を掬って3番手を確保。最終ホーム付近からまくり上げた野村を追うと、最終2コーナーからスパートを開始。最終バックで先頭に立つと、最後は久田を追走していた船山真生を振り切り先頭でゴール線を駆け抜けた。

【久田 朔(1着)】
 「最初は後ろになると思っていたので、赤板で動いてできるだけ前の方にいようと思っていた。そこからは仕掛けてくる人を見てと。(赤板過ぎ1センターで)弓矢君が遅れているの見えたので入った。たまたまうまくいきました。そこからは野村さん行くだろうなと。(野村と藤井が)踏み合っていたので、2コーナーから行った。自転車を換えて指定練習で乗ってみて感覚が良くていけるんじゃないかなと思っていた。後ろに船山君がいるのはわかっていたので、ドキドキでした。(A級2班への特別昇班を決めて)今までよりラインが活きてくる競走が多くなると思うので、そこを意識してラインの先頭でS級を目指して頑張りたい。すぐに(S級昇級を)決められればいいけど、レースが小さくならないように自分の走りができれば」

【船山 真生(2着)】
 「外併走でキツかったです。(内に梅澤がいて)そこは当たってくるなって思った。ただ、久田の掛かりが良くて、付いていくのが精いっぱいだった。脚がいっぱいでした。(最終)2センターではワンチャン差せるかと思ったんですけど…。(A級1、2班戦では)積極的にいきたい。最近、消極的なところもあるし、強気なレースをしたいです」

【梅澤 忠秀(3着)】
 「(弓矢を)入れるつもりはなかったけど、そこでやり合ってもしょうがないと思って。(レース中は)内が結構空いていた。車番は良かったけど、(3着に入れたのは)自分の力じゃなかった。(今後は)もう少しいい所を見せられれば。特昇はうれしいです。(A級1、2班戦では)今までと変わらず、そのままやっていきたい」

髙野航記者

2025年6月3日 15時22分

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