開設75周年記念『ふるさとカップ』が開幕 ~弥彦競輪場~

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脇本雄太
G1完全優勝の勢いそのままにライバルを迎え撃つ
高松宮記念杯を完全優勝した脇本雄が登場

 7月10日に弥彦競輪場を舞台に開設75周年記念『ふるさとカップ』が幕を開ける。注目はもちろん、高松宮記念杯を完全優勝した脇本雄太(福井・94期)で、初日特選から自慢のスピードを披露してファンの声援に応える。

 「(前回は)いろいろ自分のなかで試したいこともあった。それが実行できたけど、納得ができていないところもある。でも、収穫もあった。決勝に関しては、もっとなにかできたんじゃないかと。そこは(優勝したからといって)喜ばずに次につなげたい。高松宮記念杯が終わったあとは、疲れが抜けなくて2、3日休んでから練習した。やっぱり 6日制のG1は疲れますね(現状では)持病の腰痛がない状態だけど、体力的に練習の質が落ちているなって。練習じゃあ寺崎君が強すぎるので、感覚は良くなかったですね。なんども千切られましたし、駆けたら簡単に負けられる。もともと自分は練習がめちゃくちゃ強いタイプじゃないですけど、それにしても強すぎた」と現状には決して満足することなく、G1タイトルを狙える位置にまで成長してきた寺崎浩平とともに練習してきた様子。
 
  寛仁親王牌(G1)ではなんども当所を走っている脇本ではあるが、記念シリーズは意外にも初参戦となる。
 「弥彦はG1以外走ったことはないですね。でも7月の弥彦は何度も経験しているので、そこは問題ないと思います」と2015年までは寛仁親王牌が7月に行われており、この時期の弥彦バンクの特徴はとらえている。弥彦と言えば直線の長さはもちろんのこと、この時期は湿度が高くじめじめっとしているため、意外とタイムはそこまででない。先行タイプは駆け切っても力がないと押し切れないバンクコンディションと言えるだろう。戦況を見極めて強烈な一撃でライバルたちをのみ込んで、白星スタートを決める。




 
 

細川和輝記者

2025年7月9日 16時09分

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