好感触をつかんだ守澤太志が白星を手に準決勝に進出 ~青森競輪場~

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守澤太志
前後充実ラインを形成して別線攻略を目指す
「乗り方を修正して、いい感じで走れていると思います」

 9月21日に青森競輪場で行われた開設75周年みちのく記念競輪『善知鳥杯争奪戦』のシリーズ2日目11レースに登場した青森支部の守澤太志(秋田・96期)が郡司浩平のまくりを差してワンツー決着。確かな手応えをつかんで準決勝への勝ち上がりを決めた。
  
 正攻法に構えていた郡司浩平は別線の動きを見極めながら一旦は7番手まで車を下げたが、南潤のペースを見ながら打鐘過ぎから一気の巻き返しへ。踏み出しに集中してソツなく付け切った守澤が車間を空けて間合いを図りながらゴール寸前で自慢の決め脚を披露した。 
 「郡司君は詰まって無理やり行ったと思うんですけど。力でいってくれたので。南君のダッシュが良くて、合され気味かなって思ったんですけど、うまく対応していってくれました。昨日の感じも良かったですし、キープできていると思います。こんな成績なのにたくさん声援をいただいて。やっぱり地元はいいなって感じですね」
 
 前々回の小倉F1は「全然良くなかったですね」と振り返ったが、続く名古屋F1で立て直しに成功した守澤は、大事な地元記念にピッタリと照準を合わせてきた。
 「小倉はウエイトトレーニングを強めにやって入ったのもあって、体の張りもあったんですけど。それ以上に乗り方が良くなかったですね。自分は筋力がないので、乗り方でどうにか戦っているんで。小倉は悪い乗り方になってしまっていましたね。細かいことなんですけど、骨盤の角度が良くなかったです。富山記念からS班の頃に使っていたサドルに換えていたんですけど、そのサドルはうまく乗らないとダメなので。前回の名古屋からサドルも戻して、乗り方も良くなったと思います」
  
 準決勝は初日特選でも連係している新山響平の番手回りで、仕上がり具合は把握済みだ。積極的な菊池岳仁や後藤大輝との3分戦となるが、新山がラインの厚みを生かして攻め切れば、最大限の援護で応えて抜け出す。
 

細川和輝記者

2025年9月21日 18時06分

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