【コラム】地元オールスターを見据える山崎芳仁が白星締め ~富山競輪場~

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地元オールスターに向けてスピード強化に励む
折れぬ心と飽くなき探求心

 7月23日(金)から富山競輪場を舞台に行われている『瑞峰立山賞争奪戦(G3)』に参戦した山崎芳仁(88期・福島)は初日特選から連勝。6月高松宮記念杯の最終日に落車して肋骨を骨折して万全と言える状態でない中で、前回の函館サマーナイトフェスティバルにも参戦して決勝進出こそ逃したが2連対。来月に地元のいわき平競輪場で行われるオールスター競輪に向けて弾みをつけたいところであったが、惜しくも準決敗退。それでも最終日に自力で勝ち切り、自力と番手戦を含めてシリーズ3勝を挙げた。
  
 「初日に黒沢(征治)君に付けて収穫もありましたね。地脚もあるしダッシュもいい。もちろん新田(祐大)クラスは別格ですけど、ナショナルに近いスピードでしたよ。仕掛けるタイミングとか自分だったら構えてしまうような、えっ?ここから?っていうタイミングで仕掛けていきましたし。今のスピード競輪で自力でも戦っていくには、そこで行かないと勝てないんだなって勉強になりましたね。強い選手の真後ろに付けるとペダリングだったりも色々と参考になる。昔からセッティングは色々と試しているけど、それだけじゃなくて強い選手の良いところはどんどん取り入れていかないとすぐに置いていかれてしまいますからね。まだ痛みはありますけど最終日も人気にもなっていたし、なんとか勝てて良かったです。まあでも戦法は自力だけじゃないので。自在にもやっていきたいし、番手戦もあるので。やっぱり強い若手と戦うにはもう少しスピードが欲しいなって感じたので地元のオールスターまでには仕上げていきたいですね」
 
 10年いわき平、12年前橋でオールスター競輪を制している山崎が3度目の大会制覇へ最終調整に入っている。
 

細川和輝記者

2021年7月26日 15時19分

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