地元戦に強い新村穣が決勝に進出 ~川崎競輪場~

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新村穣
航続距離の長さを生かして強気に攻め切る
ラインの力を最大限に生かす積極策で別線を封じる

 8月7日(土)に川崎競輪場で行われたF1シリーズの2日目5レースで新村穣(神奈川・119期)が正攻法の構えから突っ張り先行で別線を完封。地元同士の出澤拓也(神奈川・111期)と共に決勝進出を決めた。7月の当所戦で準決勝で落車のアクシデントに見舞われた新村穣は前回の玉野で765と精細を欠いてしまっていたが、得意のホームバンクで変わり身に成功。地元シリーズはチャレンジ戦を含めて4回走って一度も決勝を外していない。前回7月の当所戦は川口直人の優勝に貢献し、3月のミッドナイトでは須藤誠が番手から優勝を決めている。まさに〝優勝請負人〟で決勝戦もスタイルを崩すことはない。
 
 「(過去の2開催とも番手選手が優勝していることを)よくご存じですね(笑)そうなんですよ。川崎は毎回決勝に乗れていて、ラインから優勝者を出せていますね。先行選手として、しっかりラインから優勝者を出せていることはいいことだと思うので。自分はラインがあってこそ先行できると思っているので。単騎で逃げても使われてしまうだけですし。初日も2日目もいいタイムで内容的にもいい感じで走れているので状態は良いと思います。出澤さんが番手だと心強いので、先輩を信頼して自分のスタイルで走ってゴール前勝負ができれば」
 
  同期の桑名僚也や動き良い勝谷勝治、単騎戦を選択した前期S級の小橋秀幸もいるが、油断することなくレースの主導権をつかみ、再び出澤拓也とゴール前勝負を演じる。

細川和輝記者

2022年8月7日 18時36分

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