気持ち新たに小松崎大地が力走 ~大宮競輪~

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小松崎大地
不惑を迎えても競走スタイルは変わらない
圧巻の逃走劇

 大宮F1は5日(月)に初日が行われた。初日特選12Rは、北日本4車の番手から成田和也(福島・88期)が貫禄差しを決めた。その4車の先頭で風を切った小松崎大地(福島・99期)の力強さは相当だった。

 レースは、前受けの小松崎が打鍾で三谷竜生を突っ張る。小松崎はそのまま先行態勢に入って別線の反撃を許さなかった。
 「別に突っ張りとは決めていなかったんですけどね。三谷君の動きを見ながら判断しようと思ってました。タイミング的に突っ張ってもいいかなってところだったので」
 一旦下げた三谷がもう一度踏み上げるが、3番手外の位置までが精一杯。小松崎マークの成田和也は輪界屈指の仕事人だが、その成田に仕事をさせなかった。直前に走ったドームの小倉競輪場とはバンクの状況は一切異なるが、全くそれも感じさせない。ただただ、力強さだけが際立った。
 「たしかに小倉とは違うけど、もう新しい気持ちでやっているので。もう今は来年のグランプリに向けてやっているので、前回とかは関係ありませんよ」
 準決勝も12Rに登場。再び成田とのタッグで、長走路を制圧する。

熊谷洋祐記者

2022年12月5日 17時42分

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