東矢圭吾が特別昇級 ~武雄競輪~

photo-63025
東矢圭吾
番手絶好の展開を生かして9連勝を達成
兄の背中を追い掛けてS級に特別昇級

 5月10日(水)に武雄競輪場で行われたF1シリーズ『日本名輪会C第25回井上茂徳杯』の最終日11レースA級決勝で東矢圭吾(熊本・121期)が立部楓真の番手から一気に抜け出して完全優勝を達成。4月14日~16日の小松島F1シリーズと4月24日~26日の取手F1シリーズに続き3場所連続で完全優勝を達成しS級への特別昇級を決めた。
 
 レースは正攻法に構えた立部楓真が後ろ攻めから上昇してきた秋本耀太郎を突っ張り赤板過ぎからそのまま主導権取りへ。番手の小池千啓に拾われた秋本耀太郎が最終1センターから再び車を外に持ち出したが車の進みは悪く外に浮いてしまう。車間を空けて立部楓真をリードしていた東野圭吾が最終2センターから一気に踏み込みゴール線を駆け抜けた。
 
 東矢圭吾はインターハイや全日本学生選手権など、高校、大学の全国大会でケイリン種目なので優勝している実力者。在所順位は4位では第2回、3回とゴールデンキャップを獲得している。兄であり師匠の昇太(98期)の背中を追い掛けてS級での挑戦が始まる。

細川和輝記者

2023年5月10日 17時24分

開催情報

ページトップへ