好調大石剣士が番手回り ~川崎競輪~

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大石剣士
前回Vの勢いのままに参戦
地元の間で責任重大

 川崎競輪FIナイターが7日(水)に開幕する。初日特選12レースに出走する南関の3名は全員が動けるタイプ。話し合いの末に、大石剣士(静岡・109期)が地元の間に入る形にで3車が結束した。

 大石は、前回の松戸FIで初日特選、準決勝と、先行で2着に粘って勝ち上がり。決勝戦は番手まくりで優勝をつかみ、開催を通して動きの良さが光っていた。

 「優勝はラインの前後のおかげです。(3日間後ろを固めた)和田健太郎さんも、連日援護してくださって本当にありがたかった。腰痛は完治したわけじゃないけど、松戸で連日先行できたし調子自体が上がっていると思います。体もしっかり動けています」

 今節の初日特選は、川越勇星と、嶋津拓弥の地元勢との並びが注目された。大石は「川越君には世話になったことがあるけど、彼の地元なら僕が前でも良い」と地元勢の前で一肌脱ぐ心つもりだったが、話し合いの末に、川越-大石-嶋津の順で結束することとなった。これは川越が「セッティングを大幅に変えたし、試したいことがある」との要望を話したことが決め手となった。地元勢の間に入る大石は、気合の表情でこう話す。

 「嶋津さんに、世話になってるから3番手で良いと言っていただけたので。僕は番手で頑張らせてもらうことになりました。責任ある位置ですし、しっかりと。最近は番手回りが多いので、頑張りたいですね。(全員が勝ち上がれる)初日特選ってこともあるので、決勝になったらまた並びは変わるかもしれません」

 南関3車が、強敵達を相手に初日から盤石の布陣を敷く。

 

熊谷洋祐記者

2024年2月6日 16時46分

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