復活を告げる節目達成

　9月5日に岐阜競輪場で開設76周年記念『長良川鵜飼カップ』（GⅢ）の2日目が開催された。9Rには二次予選が行なわれて、嘉永泰斗（熊本・113期）が4番手外併走からの2角まくりで園田匠の猛追を振り切り連勝。デビュー後、通算200勝を達成した。

「最近は勝てていなかったし、(200勝まで)長く感じていた。勝ち上がりで決められたのは良かったけど、これからですね」。

　レース自体は圧巻の立ち回りで、着差以上に強い内容。前団の煽りを受カマシを合されるとみるや自在性を発揮し、外併走でも4番手を確保。「ジャンで緩んでいたので行ったんですけど、前も駆けたので4番手に入りました」と冷静にレースを振り返り、余裕を見せていた。気になる状態面に関しては「ちょっと踏み直しはイマイチでした」と改善の余地はあるものの、「余裕はあったし、踏んだ感じも（前団を）捕らえれるだろうなと」と感触自体は良好な様子。

　準決勝は10Rに登場予定。松井宏佑とは完全Vを飾った前回の川崎以来の再戦となるが、近況の対戦成績とこの勢いがあれば3連勝で決勝進出を決める可能性が高そうだ。

• 選手詳細データ

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  嘉永泰斗 選手熊本・113期