考え方を変えて復調した藤田竜矢 ~大宮競輪場~

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藤田竜矢
今節は急遽参戦も地元戦で気合増す
気持ちが楽になった

 大宮競輪場では27日からモーニング開催が行われている。第4レースでは地元の藤田竜矢(埼玉・88期)が後位の佐山俊樹に差されはしたが2着で準決勝進出を決めた。

 藤田は今開催、前検日に欠場者が出て急遽参戦。「用事があったので走る準備はしていなかった。でも初日は中団に入れたから余裕はありました」と安堵する。

 藤田といえばS級の上位でも走っていた選手だったが、一時期は80点代の前半まで点数が落ちていた。それが、今では80点代の後半にまで上がり90点代に届く勢いだ。何があったのだろうか。
「考え方を変えたんですよ」と藤田は話す。「ケガもあって、やる気がなくなった時期があって点数も下がっていった。そうしたら、支線のラインの3番手を回る競走が多くなって。それなら自分でやっていい着にしようと。練習もそれなりにやるようになって点数も上がってきたし気持ちも楽になった」。
準決は寺沼伊織と2車の予定だったが、小笠原昭太がメンバーを見ながら埼京勢に付くことに決めた。これには「3車は大きい」と藤田は話し追い風が吹いてきたかもしれない。来期はA級1班で、このまま上昇が続けば初日特選で走るケースも増えてくるだろう。そしてS級復帰も見えてくる。藤田の復活劇に期待したい。

木村貴宏記者

2025年12月27日 15時10分

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