児玉碧衣が2度目のドリームV ~いわき平競輪場~

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児玉碧衣
思い出の平で圧巻のまくりを披露
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同門、小林優香との一騎打ちを制してゴール
楽しむことを忘れていた

 いわき平競輪場を舞台に開催されている「第64回オールスター競輪(G1)」は8月12日に3日目が行われた。「ガールズケイリンコレクション2021いわき平ステージ」の「ガールズドリーム」では、5年連続でファン投票1位の児玉碧衣(福岡・108期・L1 )が18年の当所以来となる2度目のドリームを制した。
 「ゴールした時は、グランプリかって思うくらいウルってきて、めちゃくちゃうれしかった」
 前々回の「ガールズケイリンフェスティバル2021」を742着でまさかの予選敗退。“絶対女王”として求められる重圧に目標を失いかけた。それでも「私はやっぱりトップで走りたいんだなって、すごく気づけた」と、前を向いた。
 「(これまでは)いつも勝たなきゃっていうのがあって、楽しむことを忘れていた。今回は(レース前から)早く走りたいって思ってたし楽しめた」
 プレッシャーから解放された児玉は、東京五輪に出場した姉弟子の小林優香をはじめとするトップとの一発勝負にも体が自然と反応した。
 「(レースを)振り返ってもあまり覚えてないんで、流れに身を任せて動いていたんだなって思います」
 勝負のポイントとなった最終ホーム。外から踏み上げる小林にかぶりかけたが、俊敏な立ち回りで太田りゆを追いかけて、その上を迷うことなくまくった。出切ったバックからは、追いすがる小林との一騎打ち。が、五輪戦士を寄せつけることなく、上がり11秒3のタイムで危なげなく押し切った。
 「オリンピックで(小林)優香さんの走りを見て、世界で戦っている優香さんはカッコイイと思った。自分も頑張らなきゃっていうのもありました。自分のいい時と比べるとまだっていうのもあります。ここから徐々に上げていって、1走、1走を大切に走りたい。(前回の)静岡の時はカマしたかったけど、自信がなかった。でも、今回で自信を取り戻せたと思います。(上がり)11秒3は自己ベスト」
 伸びシロを残した中で、ガールズケイリンでは破格の上がり11秒3を叩き出した。“クイーン・オブ・クイーンズ”。女王になった者だけがわかる苦悩と喜びをこの1カ月で味わった児玉が、4年連続のグランプリ制覇へ自信を取り戻した。

竹内祥郎記者

2021年8月12日 23時26分

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