世界選手権帰りの梅川風子が参戦 ~青森競輪~

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梅川風子
世界レベルのスピードを見せつける
青森最終戦の主役を張る

 今年度の青森最終戦はミッドナイト開催。28日(金)から開幕する。最も注目を集めるのは梅川風子(東京・112期)だろう。

 梅川は10月12日から16日にかけてフランスで開催されていた『2022世界選手権トラック』に参加。チームスプリント、スプリント、ケイリンの3種目に出場した。太田りゆ(埼玉・112期)、佐藤水菜(神奈川・114期)と共に挑んだチームスプリントでは、日本新記録を樹立。だが、それはあくまで通過点。世界のトップを目指す3人は、ここで満足していられない。
 「チームスプリントではタイムが出たけど、目標にしているのはそこじゃないので。でも、自分達の力ならもっと良いタイムが出せるっていう自信は付きましたね。もちろんオリンピックに出る為の枠を確保することは大事だけど、目標はそこじゃない。オリンピックに出ることは当たり前と思わないと。出るだけで終わってしまわないで、メダルを取ることを考えてやっています。今はチームスプリントを主にやっていて、自分は一走目。もっと一走目の技術と、脚を付ければ、もっと全体のタイムも出ると思う。個人種目では結果が出なかったんですけど、自分は個人種目でも頑張りたい。そこは欲張ってやっていきたいので」

 世界選手権が終わり、ナショナルチームはつかの間の休息期間に入った。オールスターでのアルテミス賞以来、実に77日ぶりにガールズケイリンに登場する。
 「本当に久々ですね。一走してみないと分からないとこはあります。感触を確かめる意味でも、初日はしっかり自力を出したいとは思ってます。でも相当寒いですよね?雨が降らないといいけど(苦笑)」

 世界と戦い着実にレベルアップしている梅川が、どんな走りを見せるのか。3日間、目が離せない。

熊谷洋祐記者

2022年10月27日 17時26分

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