ガールズ決勝は要チェック ~青森競輪場~

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梅川風子
ナショナル仕込みのスピードを見せるか
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杉浦菜留
強敵撃破へ静かに燃える
梅川風子は軌道修正に成功

 青森ミッドナイト競輪は10月30日(日)に最終日を迎える。ガールズ決勝は、2日目にして本領を発揮した梅川風子(東京・112期)が人気を集めそうだが、杉浦菜留(愛知・118期)も闘争心を燃やしている。

 初日の梅川は杉浦に8分の1車輪差まで詰め寄られたが、2日目は2着に8車身差を付けて圧勝した。いよいよ本領発揮と見て良いだろう。
 「今日(2日目)はいつも通りくらいの感じで走れましたね。タイミングと、フォーム。そこだけを意識して出し切ろうと思ってました。特に変えた所はないんですけど、気持ちに部分が変わりましたね。いつも初日はバタバタしちゃうし、2日目は落ち着いて走ろうって。競走間隔が空いちゃうからしょうがない部分はあるけど、初日にバタバタしちゃうのは今後の課題です。でも、2日目に修正できたのはよかった」
 ここが終われば、梅川の次走は競輪祭で行われるガールズグランプリトライアル。ガールズケイリンを走れる少ないチャンスだけに、ここでどれだけ手応えをつかめるかも重要になってくる。
 「(11月)1日からまたナショナルチームの練習が再開される。競輪祭に向けてっていう調整はできないですね。ここが終わればまた競輪祭まで空くけど、いつもに比べれば空く期間は短いと思う。だから、今回走れているのは大きいです」

 対する杉浦は、4月豊橋の2日目に梅川のまくりを差した実績がある。今度は内容も求めて、虎視眈々と強敵撃破を狙っている。
 「もともと差しは苦手で、初日も差せなかったのが悔しい。それに、豊橋で勝った時も付いて行って差しただけだったので。目標は先まくりで勝つことです。でも、(梅川の)番手が取れたら(差しを)狙いにいくと思います」

 梅川がトライアルに向けて弾みをつけるか。それとも杉浦が大番狂わせを演じるか。はたまた伏兵の一撃があるか。注目の決勝戦になりそうだ。

熊谷洋祐記者

2022年10月29日 23時59分

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