同期に刺激受ける太田美穂 ~川崎競輪~

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太田美穂
優勝を狙えるだけのデキ
G1での存在感を高めたい

 川崎競輪F1ガールズナイターは、28日に最終日が行われる。ガールズ決勝戦10レースは、自ら動ける実力者がそろって激戦。予選を2、1着で勝ち上がった太田美穂(松阪・112期)は、改めて気合を入れ直した。

 初日は雨と、強風のコンディションの中で逃げて2着だった太田だが、2日目は落ち着いた運びからまくりで圧勝。決勝戦に向けて、1着で弾みを付けた。

 「加瀬(加奈子)さんが前を取ったので、慌てずに山本(さくら)さんが行った上を行くのがベストかなと。最近は逃げが多くて、まくりがあんまり出てなかったので、その点を確認できたのは良かったです。初日はコンディションのせいか全く進んでる感じがなかったけど、今日(2日目)は大丈夫だったので、調子も問題ないですね」

 3月福井では、柳原真緒や、日野未来らを打ち倒して完全V。格上選手相手の勝ち星が増えており、レベルアップを感じさせる。活躍著しい同期に刺激を受けて、自分自身の成長へとつなげている。

 「ガルコレの坂口楓華さんもそうですし、この前の(3月)小倉では鈴木美教さんが優勝。(3月)平で、吉村早耶香さんも優勝してた。私も優勝して、見ている人に112期は強いんだって思わせたい。G1に行ったら、梅川風子さん、太田りゆさんもいる。その中で、私だけ負け戦を走りたくないんです」

 同期は仲間であり、良きライバル。その活躍に後れを取るわけにはいかない。実力を示すには、決勝のような激戦メンバーはうってつけだ。

熊谷洋祐記者

2024年3月27日 21時45分

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