新旧ナショナル対決！

　1月24日（金）から大宮競輪場で開催されているF2ガールズ『日本シンライサービス杯』は明日26日（日）が最終日。注目は第11レースのガールズ決勝戦。地元の太田りゆ（埼玉・112期）が連勝街道突き進む仲澤春香（福井・126期）と新旧ナショナル対決になる。

　太田は2日目のレース後に「思ったより出だしのシャープさが微妙でしたね。不安なのはその辺かなと。でも出切ってからはタレる感じはなかった。決勝の展開を考えるとスローからドンっていう感じにはならないと思う。流れの中でスピードを出すのか、自分で踏んで出すのか、両パターンをやっておきたかった。400バンクだとくだりを使える仕掛けだけど、500バンクだと平坦な所で踏み上げないといけない。くだりを利用できず、微妙なスピード感だった。もう少しこうやろうっていうのがある」と決勝を見据えた仕掛けだったことを語った。慣れない500バンクでしかも初出走の地元戦。2日目でわかったことを決勝戦で出し尽くす。
　「逃げてもいいと思って練習している。直前も大宮バンクに入って、軽いギヤで1周モガく練習もしていた。前回の決勝みたいな内に包まれて終わるようなレースはしたくないから前からスタートなら突っ張りも頭にあります。一歩目でバンって踏むトレーニングを積んでいる。2日目もお友達が応援に来てくれていたし、決勝のときもお友達が観に来てくれると思うから良い所を見せたいですね」

　対する仲澤春香はナショナルチームの先輩でもある太田を相手に良いビジョンが浮かばない様子。
　「初めて競技の大会に出た時に（太田）りゆさんと走ったけど、全然ダメで、ナショナルチームで初めてトレーニングしたときも後ろに付いて千切れました」とコテンパンに打ちのめされていた様子。
　「ここに来るときからりゆさんと当たったときにどういう走りをしようかって考えていたんですけど、全然良いイメージが浮かばなくて。トップスピードもトップスピードに入るまでもりゆさんの方が上なので」と頭を悩ませていた。
　「自分は挑戦者なので。自分のせいでミスをしないように。やれることを全部、りゆさんにぶつけたい。決勝が一番いい状態で走れるようにしたい」とここまで22連勝中だが、あくまでもチャレンジャー。持っている力を全て出し尽くして太田を相手に真っ向勝負に挑む。

　ガールズ決勝は11レースで発走予定時刻は15時28分となっております。

• 選手詳細データ

• 
  太田りゆ 選手埼玉・112期
• 
  仲澤春香 選手福井・126期