高みを目指す尾崎睦 ~松戸競輪場~

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尾崎睦
通常開催では5連続完全V中と圧倒的
「練習していることをしっかりレースで出すことが重要だと思っている」

 7月20日に松戸競輪場でFⅡガールズシリーズの初日が開催された。6Rにはガールズの予選1が行われて、今シリーズの優勝候補である尾崎睦(神奈川・108期)が登場。レースは初手で前受けからスタートし、打鐘で叩きに出た平子結菜の番手にハマると打鐘4角からすかさず巻き返して先行。最後は後続を4車身突き放して軽快に逃げ切った。

 「勢い良く来るなら出させて、そうじゃなきゃ突っ張るつもりだった。どちらにせよ1周半は行くつもりだった。タイムは出ていたけど、自分の感覚的には良くなくてもう少し欲しいですね。自分のやろうとしていたことをアップの段階から、準備していたしそれは良かった。練習していることをしっかりレースで出すことが重要だと思っている。今自分がどの状況にいるのかをわかるためにも、しっかり試していかないと。ここに来る前にも練習仲間からなかば脅し気味に送り出されたので(笑)。2日目もしっかり力を出し切れるように」

 6月のパールカップ(GI)では堂々の準Vも「昔の自分に比べたら良くなっているけど、まだ力は足りない。パールカップで梅川(風子)さんや佐藤(水菜)さんの後ろについてすんなりだったのに置いて行かれた。脚の差を肌で感じました。もっと努力しないと勝てないって思いました」と高みを目指す尾崎にとっては悔しい内容に終わった。悲願のタイトル獲得へ向けて通常開催では負けられず、2日目も圧倒的な強さで連勝を決める。

髙野航記者

2025年7月20日 17時01分

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