グランプリスラムへ視界は良好

　第1回『女子オールスター競輪』は、8月8日（金）に初日が開催された。突発的な大雨の影響で、5レースの発走が約5分ほど遅れるアクシデントがあったが、12レースの『ガールズドリーム』は滞りなく行われた。勝利したのは、佐藤水菜（神奈川・114期）。ガールズ初のグランプリスラムへ向けて、好スタートを切った。

　レースは、児玉碧衣が最終ホームから主導権を握る展開。佐藤は、流れに乗って1センターから仕掛けると、2コーナー過ぎには先頭へ。追いかけた太田りゆの追い込みも、余裕たっぷりで退けて快勝した。

　「前方から好きなタイミングで仕掛けようかなって思ってた。7番手から上がっていこうか迷ったんですけど、結果的に思っていたような展開になりました。（仕掛けたのは）行きたくなかったけど、行くタイミングだった。バンクもギアも軽くて、もつか微妙な感じだった。でも、全力以上の力が出せたのは、ファンの方々や、いつも一緒に練習している人のおかげだと思います」

　圧倒的な加速と、強靭な末脚を見せつけた佐藤に死角はない。ガールズ初のグランプリスラムへ向けて、これ以上ないスタートを切った。

• 選手詳細データ

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  佐藤水菜 選手神奈川・114期