「常に良い状態では走れない」

　8月15日から小倉競輪場でミッドナイト競輪『ウィンチケットミッドナイト競輪』は2日目が終了。宇都宮で開催された女子オールスター競輪にも参加していた奥井迪（東京・106期）が貫禄の連勝を決めて決勝に勝ち進んだ。
　前検日から「G1を走っていたので、精神的にも肉体的にも疲れている」と話していたが、レースでは逃げてまくっての連勝。
　「予選2は出切ろうって気持ちで走りました。後ろなのが嫌で周回中に上がっていった。（後ろが渡口で）渡口さんは強いですから、道中はドキドキでした。出切ってからは踏み直しに集中してペースで踏みました。後半で踏み上がるようにした感じですね。疲れが完全に抜けきることはないですからね。常に良い状態では走れないので、そういうときにどういうレースをするかだと思っている」と予選2を振り返り、万全ではない状態でも、現状のある力をいかに発揮するかを考えている。
　今開催のメンバーの中では力も経験も抜けている。優勝候補筆頭なだけに、今年5度目の優勝を目指して奥井らしく疾走する。

• 選手詳細データ

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  奥井迪 選手東京・106期