真崎新太郎選手栃木Ａ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　「周りに助けてもらって、やっとスタートラインに立てました」。川崎記念の二日目、真崎が直線３番手から鋭く伸び今年初勝利を挙げた。
　「白星は一年ぶりくらいです。ここに来る前に飯嶋（則之）君と練習をしてきて、初日も自分なりに踏み込めました。練習は間違っていなかったですね。やっとレースに参加できたし、結果が出たんで嬉しいです」
　12年後期はＡ級に陥落も、13年にはすぐさまＳ級に復帰。すると、地道な努力が実を結んで優出を徐々に増やしていった。
　「落っこったＡ級がでかかった。どんな展開でも３着に入るコース取りとか、ブロックの丁寧さとか。そういう技術面が身に付けられて、Ｓ級でも自然にやれましたね」
　昨年にはＧ１に初参戦。しかし、そこから歯車は狂い始めた。
　「宮杯で落車したんですけど、足りない所が経験できて。それで体が戻っていないのに練習したら、また落車しちゃって。８月に復帰した時には今度は足がしびれだして、ヘルニアが再発してしまいました」
　追い討ちをかけるように、今年のフレーム規制で乗ってた自転車は使用不可。度重なるアクシデントも、仲間に支えられ等身大の自分であり続けた。　
　「（11月）松山で落ちて、そこで割り切りました。寝てるフレームだと厳しいので、セッティングを煮詰めたり、練習以外のことを考えて。ここまで来るのは楽じゃなかったので、マイナスだと思わずに、さらなるステップだと思って。練習仲間と先輩の助けで我慢できましたね。仲間に恵まれました」
　怒涛の日々を乗り越え、光が見え出した。風向きは変わりつつある。上昇気流をつかみ、再度飛翔することを期待したい。
　「セッティングは出きっていないけど、兆しが見えましたね。３月に入って、足のしびれも取れました。見ている人がいるなら、それに応えられるように頑張ります」

2019年1月18日更新

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