大塚玲選手 プロフィール

能力値チャートS級

204060801000機動力ダッシュ差し脚デンジャー実績ポテンシャル
ポテン47実績35デンジャ22差し脚52ダッシュ14機動力15

戦法タイプ

先行タイプダッシュタイプ追込タイプ204060801000
先行タイプ3ダッシュT3追込タイプ67

大塚 玲選手 スポット・インタビュー

どん底から奇跡の復活

大塚 玲

大塚 玲

 ひとつ間違えば命に関わる危険性をはらんだプロの世界。14年の12月8日、街道練習中に交通事故に遭った大塚は生死の境をさまよった。
 「自分は直進していて、右折の車と交差点で正面衝突しました。けがは脳挫傷3カ所に、顔面粉砕骨折、腰椎圧迫骨折、右膝の半月板損傷で、意識が戻ったのは1週間後ぐらい。本当に死にかけました」
 直前は小倉の競輪祭でG1初出場。まさにこれからという時だった。この事故から約1年間、実戦の舞台から姿を消した。
 「最初は顔がぐしゃぐしゃで口も空けられないような状態。意識が戻っても復帰とか考えられるような状況ではなかった。入院は1カ月ぐらいだったけど、退院後は自宅で絶対安静の状態が続きました。普通に生活できるようになるまで、かなり時間がかかったんですが、それからだんだんレースに戻りたいっていう気持ちが出てきました」
 15年11月の岸和田でようやく復帰を果たしたが、恐怖心はしばらく消えなかった。
 「1年休んで復帰して、最初は全くレースにならなかった。落車の恐怖があって、見てしまうレースが多かったですね。A級に1回落ちて、苦労しましたけど、だんだん慣れてきて開き直って走れるようにりました」
 昨年の後半戦から戦歴は急上昇している。忌まわしい事故から2年以上が経過。どん底を経験した男は脚力、メンタルの両面で大きな成長を遂げた。
 「昨年8月の小倉で高木(隆弘)さんと一緒だったんですが、その時にセッティングを見てもらって、それから成績が一気に上がりました。レース中が楽になって余裕があります」
 3月高松ウィナーズカップでは2度目のビッグ出場。2度の確定板入りを果たした。
 「思っていたより走れたし、自信になりました。もっと点数を上げて、こういう大きな舞台で3番手じゃなくて、番手を回れるようになりたいですね」

2019年1月18日 更新

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