山口泰生選手岐阜Ｓ級２班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　８月松阪では伊藤裕貴、上田国広の３番手から鋭く突き抜けてＳ級初優勝を飾った。デビューからは16年。前期も含め２度のＡ級落ちもあったが、2007年後期に初めてＳ級に上がってから13年で初めての優勝を「もうＳ級じゃ優勝できないのかなと思ってた。自分でもビックリ」と振り返る。
　予選は森川康輔の番手で、単騎だった準決勝は中団から外を強襲して連勝。迎えた決勝戦でも「（伊藤が）先手を取ったときはチャンスかな」。展開さえ向けば勝てる。ひそかに自信を持っていた。
　「去年２回、鎖骨を骨折して、欠場している間に『歳も40前だし、頑張れるのはあと少しだな』と思った。今から短所を強くするのは無理。練習を見直して、長所を伸ばして、それで勝負しようかなと。練習も今までの３倍ぐらいやってる。それまでがいかにやってなかったかなんですけどね」
　昨年12月からは長所の地脚を生かすためにバンクで回転力やスピード系の練習に取り組んだ。最初は11秒中盤から後半だったハロンのタイムが、最近では「自分で駆けても10秒後半とかが出る」と話すなど、練習の成果は数字にも表れている。
　「今までのＳ級では決勝になると弱気になる。準決勝が一番気合いが入って、決勝に乗るとホッとしてイマイチの成績で終わってた。松阪では決勝が一番気合いが入ってたし、狙いにいこうと思った。Ｓ級でこんな気持ちになったのは初めて。脚と気持ちのバランスが良かった」
　松阪の優勝で競走得点も大幅にアップ。来年のウィナーズカップ出場が見えてきたことで、「今までは脚がなくて、そこまで強い思いはなかった。でも今はもっと上にという風に思えるようになってきた」と胸を張る。脚力もメンタルも充実し、いい意味で欲が出てきた。このままいけばＳ級でキャリアハイの成績が残せそう。さらに長所に磨きをかけることで、２度目、３度目の優勝だってありそうだ。

2020年8月27日更新

当たる競輪!　エンジョイ

山口泰生選手プロフィール

山口泰生選手の基本情報

出走中のレース

直近成績

山口泰生選手の出走予定

山口泰生選手　スポット・インタビュー

長所を磨きＳ級初優勝

山口泰生選手 プロフィール