三谷政史選手奈良Ａ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　「何も変えていないです。意識だけ。今年は頑張って抜いていこうと思っています」
　今年は２月向日町から３場所連続で予選を白星スタート。しかも３場所とも決勝進出を果たすなど成績が上昇カーブを描いている。意識改革をもたらした要因の一つに、身内の活躍があった。
　「（意識が変わったのは）弟たち（将太、竜生）の頑張りですね。弟たちがＧ１に出て、優勝争いをしているし。（自分も）やってできないことはないと。練習は腐らずにやっています」
　そして、もう一つ。気持ちのゆとりが好成績を生んでいる。
　「前までは空回りしてこけて。良くなってきたら、突っ込んでこけてが多かったです。でも、最近は年を重ねて落ち着いてレースを走れています。落車がないのが一番ですね」
　２月末には、慣れ親しんだ大津びわこバンクが完全閉鎖。悲哀を感じながらも、前を向く。
　「２月28日に使えなくなりました。子供のころから遊んでいたし、なくなってちょっと寂しいです。でも、変な言い方ですけど、６年はあったほうですね。いつかこうなると思っていました。今は家でも乗れるし、どこでも練習はできるので」
　気持ちを新たに一歩ずつ前進する。その先に見える舞台を目指し、歩みは止めない。
　「白星もそうだけど、ある程度仕事もやりながら。できれば、もうちょっと上で走りたいですね。今の段階でＧ１とかは言えないですけど、点数を上げれば上も見えてくるので。いつも、３着までにはどうにか入ろうと思っています。無茶せずに、無理して頑張ります」
　変わるモノと変わらないモノ。その二つを胸に秘めて、今後の戦いへと身を投じる。
　「できることを精一杯やります。求められていることもあるので、そこは勘違いせずに。初心を忘れずにですね。（対戦相手から）『嫌やな』って思われる選手になりたいです」（工藤）

2019年1月18日更新

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